突然の屋根からの雨漏り、やね屋の対策事例を公開
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突然の屋根からの雨漏りで、どうしたらいいかな?まだ雨漏りはしてないけど、対策とか知りたいと思ってる方へ、
弊社が、お客様から「屋根から雨漏りしてるんだけど、すぐ来てよ」とご依頼があった場合にどのような方法で雨漏りの対策をするかを公開します。
対策の方法に関しては、目次の以下の一覧です。この記事を読む目安の時間は、7分が目安です。
この記事を読んでいただけると、雨漏りの対策について知ることができます。また今後の参考や、また今おうちで雨漏りをしていて困っている方がご参考にしていただけると嬉しいです。
1.屋根の雨漏りをコーキングにて対策ができる事例
コーキングってそもそも何?と思われた方へ、こちらをご参考にください。
「あっ何か見たことがあるな」と思われた方もいらっしゃるかと思います。こちらをコーキングと呼びます。
業者さんによってはシーリングと呼ぶケースも中にはあったりします。コーキングを使って屋根からの雨漏りを対策ができる事例をご紹介します。
ただ、屋根の種類や形によって、雨漏りの原因となる場所がおうちによって変わるので、まずはおうちの屋根がどのような屋根の種類や形をしているかを確かめてみてください。
1.1おうちの屋根が瓦屋根の場合の方へ
このような形の屋根のことを瓦屋根と言います。
おうちの屋根が瓦屋根だった場合に雨漏りの対策がコーキングにてできる事例をお伝えします。
漆喰(しっくい)のはがれによる雨漏りが起きている場合
漆喰とは、
瓦の屋根の全体図 | 漆喰が剥がれた様子 |
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右の写真に注目してみてください。わかりづらいと思いますが、瓦と瓦の間に白い土みたいなのが剥がれてるのが見えると思います。
これを漆喰と言います。このような状態を、「漆喰が剥がれている」と言います。
瓦屋根の場合だと、この剥がれていて中に隙間が見えるのがわかると思います。この隙間から、水が進入して雨漏りに繋がるケースが多いんですね。
ですのでこの隙間に対して、コーキングをやっていただくと雨漏りの対策がしっかりできます。
ただ、漆喰の剥がれが一部分であればコーキングのみで止まるケースはほとんどですが、屋根の漆喰の剥がれが全体的に見られた場合はコーキングでは無くてブルーシートを使ってあげて下さい。すこしやってみればわかりますが、おうちの屋根の漆喰が全部剥がれていて全部にコーキングするのはかなり大変です。
瓦のズレや割れによる雨漏りが起きている場合
おうちの屋根の瓦がズレたり割れたりなどの屋根の状況とは、
瓦が割れている様子 | 瓦がズレている様子 |
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瓦が割れているケースだと割れている場所から雨水が進入し、雨漏りに繋がります。このような場合の雨漏りの対策としは、割れている場所に対してコーキングをやっていただくと、雨漏りがしっかり止まります。瓦がズレている場合は、コーキングで雨漏りを止めてあげるにはすこし難しいと感じる方もいるかもしれません。
理由としてはコーキングをする場合には一度瓦がズレている部分を直してあげる必要があるんですね瓦のズレを直すには、ズレている一枚の瓦を一枚だけ剥がしてあげれば、ズレって直ると思うれる方もいるかもしれませんが、実際は一枚だけでは無く瓦が一枚ズレていたとしら、他の瓦も少しずつずれているんです。
ですので、1枚では無く、1坪の面積の瓦の枚数を剥がしてあげて、ズレを直してコーキングをする必要があるんですね。
具体的には1坪分の瓦の枚数って平均的には53枚で、この53枚分の瓦を1度剥がして、ズレを直して、コーキングをおこなうことで、雨漏りが止まります。
なんか難しいなと思われた方、上記の事例は弊社がおこなう雨漏りの対策ですが、瓦がズレている部分があると隙間ができます。
その隙間に対して、直接コーキングをしてもいいかと思います。
あまりおすすめはできませんが、応急処置にはなり、一時的に雨漏りは止まります。
1.2おうちの屋根がスレート、金属系の屋根の方へ
スレート屋根 | スレート屋根 |
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ガルバリウム屋根 | トタン屋根 |
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それぞれの特徴がありますが、屋根の雨漏りをコーキングにて対策できる事例が、スレート屋根、ガルバリウム屋根、トタン屋根はほとんど同じですので、まとめて事例をご紹介します。
棟板金(むねばんきん)の釘抜け、釘浮き、めくれによる雨漏りが起きている場合
そもそも棟板金とは?遠目からおうちのてっぺんを見てみてください。
棟板金の拡大図 | 棟板金の拡大図 |
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おうちの屋根の天辺付近に確認できると思うんですね。
「雨漏りがしそうな部材を、おうちの屋根になぜ取り付ける必要があるかな?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
理由としては、おうちの屋根を作るときに、天辺付近(棟の部分)で必ず隙間が出てしまうんです。
この隙間を埋めるために役割を持っているのが棟板金です。雨水の侵入を防いでくれる役割があるので、取り付ける必要があります。
ごめんさない。すこし話がそれましたね、棟板金の実際の釘浮きや釘抜けや棟板金のめくれとは、
棟板金の釘抜け | 棟板金の拡大図 |
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棟板金の釘浮き | 棟板金のめくれ |
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おうちの屋根がこのような状態が、上の写真のような状態な場合は、コーキングにて雨漏りの対策ができます。
棟板金の釘浮きや釘抜けが起きている場合は、釘が抜けている場所や釘が浮いている場所から水が侵入して雨漏りに繋がるんです。
これをコーキングにて止める方法は、ただコーキングをするわけではないんです。
釘が浮いている場合に対しては、トンカチで釘をうってあげます。うってあげた後に上からコーキングをしてあげるということをすると、しっかり雨漏りが止まります。
こんな感じです。棟板金が浮いていることにより雨漏りが発生している場合にどのようにコーキングをするかをお伝えします。
めくれる原因を調べる必要があります。浮いている場所は釘が抜けていたり、浮いていることが多いです。
めくれるということは、施工不良でない限りは台風などの強風により、隙間から風がふきつけて釘が抜けたり、浮いたりするんですね。
結果として釘が抜けたりするので、棟板金がめくれあがります。 めくれるている棟板金の付近の釘をトンカチでしっかりうってあげます。その後釘に対してコーキングをやってあげます。
めくれている棟板金に関しては、これはあくまでも応急処置の話です。
めくれている棟板金と屋根材の間にすこし隙間があると思うんです。その隙間から水が入ってしまってますので、隙間をコーキングしてあげると、雨漏りの対策になります。
実際の雨漏りが起きた現場での対策を軽くご紹介します。文字だけだとわかりづらいですよね、こちらを参考にしてみてください。
2.雨漏りの原因箇所にブルーシートを使って対策する事例
屋根からの雨漏りをブルーシートを使っての対策する事例をご紹介します。いろんなケースがありますが、今回はスレート屋根でよくある屋根からの雨漏りをブルーシートを使って事例です。
もし「スレート屋根ってなに?」と思われた方は、ページを上にすこし戻ってもらえればスレート屋根の画像があります。
対策する方法は、ブルーシートを使いますが、もしおうちの屋根のこのような状態だったら、、、
びっくりさせたらごめんさない。
棟板金?と思われたら、すこし上にスクロールしてもらえれば、棟板金の説明があります。
おうちの屋根がこのような状態の場合は、雨漏りの対策としてブルーシートを使う必要があります。
「どのようにブルーシートを使うの?」「どうすれば対策できるかな?」実際の事例がこちらです。
棟板金にブルーシートを被せた様子。
こうしてあげることが、雨水がおうちに侵入しなくなるので、雨漏りが止まります。
ブルーシートを使っての対策はあくまでも応急処置です。応急処置をしたら、お早めに修理してやってくださいね。
この固定方法だけだと、「ブルーシートが飛んでいきそうで怖いな?」と感じる方もいるかもしれません。
こちらのおうちは弊社からかなり近く修理もすぐに行けることが決まってたので、ブルーシートと緑色のテープを使っています。
台風後などで、修理するまで時間がかかる方は、緑色のテープやガムテープ、重りなどを使ってしっかり固定することをおすすめします。
ブルーシートやガムテープ、上の写真のブルーシートの緑色のテープは、近くのホームセンターなどに売ってるはずです。緑色のテープは、養生テープと言います。