塗り替えを考えているあなたが、リフォームをする前に読んでいただきたい記事になります。
あなたのおうちのリフォームがいいリフォームになるようにご参考にしていただけると嬉しいです！

タイトルに書いた通り、塗装に不向きな屋根材というのは存在します。そのため、ご自宅の塗り替えを考えている方や、屋根のリフォームを考えている方は、「実際どういった屋根が塗装に不向きなのか？」と気になってしまうと思いますので、お伝えしていきます！

1.塗装に向いていない屋根材

ニチハの「パミール」

ご存知な方もいるかもしれません。
ノンアスベストの屋根材で、施工が10年過ぎたあたりから、屋根が「ミルフィーユ状」になったり、「屋根材が落ちてくる」などしている屋根材になります。

旧クボタの「アーバニー」

こちらも「パミール」と同じノンアスベストの屋根材で、主な特徴としては高級そうに見えますが、屋根に凹凸があり、塗装するの難しい屋根になります。
当社では、今回ご紹介する3つの屋根材の中で一番ご相談が多い屋根材になります。

積水化学工業の「セキスイカワラU」

1970年代から販売が開始された屋根材で、1970年～1995年までの間に製造されてる場合は、アスベストを含んでるので問題ありません。
しかし、1990年以降に製造されている商品の場合だと、アスベストが入っていないため、注意が必要なや屋根材になります。

2.実際塗装に向いている屋根はどういう屋根なの？

スレート屋根

瓦屋根

トタン屋根／金属屋根

以上、塗装できる屋根をあげていきましたが、「スレート屋根って塗装できるのは知ってるけど、瓦の屋根って塗装できるの？」と思われた方いるかもしれません。

3.瓦って塗装していいの？

結論ですが、塗装して大丈夫です。
しかし、塗装がNGの瓦もあります。実際どういう瓦が塗装して大丈夫なのか、少しご紹介します。
モニエル瓦とセメント瓦であれば、メンテナンス方法がスレート屋根と同じで、塗り替えによって、メンテナンスをしていく瓦になります。

モニエル瓦

セメント瓦

特徴として、モニエル瓦とセメント瓦は、見た目は似ている気がしますが、瓦の断面に注目していただければ、少し違いがあります。
どういった違いかというと、モニエル瓦の断面が、凹凸があります。逆に、セメント瓦の断面は凹凸が無くツルツルとしてます。

モニエル瓦とセメント瓦は、見た目は似たような感じですが施工方法が全く違います。
ただ屋根に登ると、モニエル瓦がセメント瓦仕様で塗られていたり、逆にプレセメント瓦がモニエル瓦仕様で塗られていることがあります。
以下の写真は、当社にご相談いただいたお客様の例ですが、間違った塗装でこのようになってしまっていました。
以前の塗装は5年前です。

お客様にホームページの許可を得ていますが、あなたが塗装をする際には、必ず見分けることができる業者さんを選んでください。
せっかく塗り替えをしても、すぐに塗膜が剥がれてしまってはいけません。

4.塗装してはいけない屋根の対処法

実際ここまで記事を読んでいただいて、「自宅の屋根が塗装がNGの屋根だった場合、どうすればいいのか？」と思われた方もいるかもしれませんので、対処法をお伝えします！

まず、塗装がNGな屋根のリフォームをする場合ですが、塗装をしない方向としても、そもそも葺き替えやカバー工法といった大掛かりなリフォームが必要かどうか、まずは検討すべきです。
塗り替えをする場合と、葺替えやカバー工法をする場合を比較すると、金額もかなり違うと思いますし、「これは塗装ができないパミールだから早くカバー工法をしましょう。」とすすめてくる業者さんもいると思います。
大掛かりなリフォームは予算がありますもんね…。

「大掛かりなリフォームはちょっときついな」と思われる方もいると思います。
そういった場合の対処法としては、ヒビ割れや、屋根材が欠けた場所を接着材（ホームセンターに売っています。）で留めるなど、応急処置をして様子を見てみましょう。
この方法だと、ご自身でDIYを行えば1万円前後で済みます！

こんなものです。取っ手の部分を引くと、接着剤のような成分が出ます。
業界ではコーキングと言います。
そして年に1度は、信頼ができる業者さんに屋根の点検をしてもらいながら、タイミングに合わせて葺替えやカバー工法を検討することをおすすめします。
もし、「屋根のDIYなんかできない」と思われましたら、信頼できる業者さんに、「最低限でいいので、危ない部分だけコーキングをしておいてください。」と頼めば、5万円以下でやってくれると思います。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
最後に少しだけ、営業させてください。
何かおうちのことでお困りのことがありましたら、基本は当社の場合ですと何か起きた時にすぐ駆けつけることができますし、お困りのことがあれば対応させていただきたいと思ってますので、まずはお気軽にお問い合わせください！

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